大通り沿いのマンション
公開日:2024年07月07日
国道6号をご存じでしょうか。
おそらくは松戸市内では最も大きく交通量の多い道路になるかと思います。
今回は6号沿いにあるリフォーム済みのマンションに行ってきました。
大型車も頻繁に通るため、騒音の影響が既に懸念されます。
【共用部】
規模としては100戸未満であり、そこまで大きなマンションではありません。
駐車場や駐輪場も狭く、使いたい場合は競争率が高そうだなと思いました。
かと言って駅近でもないので、自転車も使えないと不便この上ない立地です。
やはりマンションは立地が重要ということを再認識させられます。
エントランスに入ると宅配ボックスがあります。
これは嬉しい設備ですが、スペースがあまりにも狭く、荷物を取り出すのも一苦労だなという印象です。
隙間に無理やりねじ込んだような印象がありました。
脇には管理人室がありました。ちなみに行ったのは平日の午前中ですが、「本日休業」とプレートがありました。
隔日勤務なのかもしれませんね。
マンションを選ぶポイントのひとつに「管理」がありますが、土日はともかく平日くらいは毎日いてほしい、という方にとってはマイナスですね。
築年数を考えれば妥当かもしれませんが、ディンプルキーでないのは残念ポイントです。
【リビング】
約13帖のLDKになります。
お世辞にも広いとは言えません。むしろ狭い。
はずなのですが、不自由のない空間に仕上がっていました。
家具がステージングされており、生活が意識しやすいようになっていましたが、リビングに求められる「食事をするスペース」と「くつろげるスペース」が十分に取られており、追加でテレビを置いても大丈夫な感じです。
マンションのリビングは図面で見ると縦長だったり横長だったりしますが、今回のお部屋は横長+キッチンといった作りになっています。
これを無理に対面式カウンターキッチンを採用すると、途端に窮屈になるはずです。
(キッチンの背面スペースも必要になるため)
流行りに拘らずにキッチンはキッチンとして独立したスペースを確保した良い塩梅の間取りだと思います。
【水回り】
キッチンは前述した通り、対面式カウンターキッチンではなく、独立したキッチンとなっています。
そのため、上部につり戸棚があっても視界の邪魔にならず収納スペースを確保できます。
背面はそこまで広くないので、カップボードなどは厳しいかもしれません。
ノーマルな3口ガスコンロとカートリッジ式の浄水器が付いたシンク、割と最近のレンジフードがあります。
食洗器はありませんでした。
コストカットかもしれませんが、リフォーム済みを謳うなら欲しいところです。
洗面所は狭いというか「細長い」空間になっています。
洗面化粧台はリフォーム済み物件では一般的な三面鏡の物、突き当りには洗濯機置き場と上部に収納があります。
狭い洗面所で収納があるのはありがたいと思います。
浴室は特筆すべき点はありません。普通のユニットバスだな、という感じです。
お湯張りも追炊きもリフォーム済みなら当たり前の機能となってきました。
換気乾燥暖房機能も同様です。
トイレも温水洗浄便座は当たり前ですし、これといって加点材料にはなりません。
上部に収納があるのは良いと思います。
トイレットペーパーホルダーが1つなので、中には2つ欲しいという方もいるかもしれませんね。
【リビング以外の居室~玄関~バルコニー】
リビング横の洋室は間仕切りを介抱すればフラットになります。
これも最近よく見る作りですね。
リビングと合わせれば18帖超になるので、お部屋の数が少なくなっても良いならリビングとして広く使えます。
もちろん、戸を閉めれば独立したお部屋として使えますので、汎用性は高いと思います。
玄関側2部屋はマンションの宿命で共用部の廊下側になるため、日当たりも採光も期待できない感じです。
収納は広めに作られているので、使い勝手は悪くないと思います。
欲を言えばウォークインクロゼットの方がより良かったのでしょうが、間取りの関係もあり、難しいのかもしれません。
寝室や子供部屋としての用途が無難でしょうか。
玄関は狭いです。
2人同時には使えません。
収納はそこそこありますので、例えばご夫婦とお子様2人くらいの履物なら十分かと思います。
バルコニーは西向きのため、日当たり採光はイマイチといった感じです。
スロップシンクがあり、バルコニーで水を使いたい場合に便利です。
何度か書いていますが、泥を洗い流すのは排水口が詰まる可能性があるので止めた方が良いです。
【最後に】
大通りに面したマンションということで、騒音を懸念していました。
インナーサッシなどの騒音対策も無かったので、少し不安でしたが、実際にお部屋の中で音を聞いていると、車が通る音はほとんど聞こえませんでした。思っていた以上に静かだったという結果になりました。
弊社では360°カメラを利用したVR内覧のサービスを行っていますが、音などは実際に現地で確認しないと分かりません。
最近はスマホ等でVR内覧ができるようになり、自宅からでもある程度物件を見ることができますが、居住するという目的を考慮するならば、実際に体感した方が良いのは確実です。
現時点で既に、ですが真夏の物件内覧はキツイです。
空家の物件は当然ながら空調など無いので、とにかく暑く、慣れているはずの我々も辟易するほどにしんどいものになります。
内覧に限った話ではありませんが、熱中症には注意しましょう。