屋根の訪問販売業者にご注意!
2023年09月03日
こんにちは。松戸不動産情報館です。
今日は9月1日、防災の日ですね。9月なりましたが、まだ暑い(💦)
9月は例年台風が多いこともあり、防災の日にちなんで、戸建の屋根のメンテナンスについてお話します。
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実は最近、当社でお引渡しの終わったお客様からお問い合わせいただくのですが、ある日突然、近くで工事現場をやっているという業者が訪問してきて、今やっている現場からお客様の家の屋根を見ていたら、屋根の棟(むね)が浮いていてパタパタしているので、台風がきたら飛んでしまって近所に迷惑かけたり誰かに怪我をさせる危険性があるのですぐに直したほうがいいですよ的なことをいきなり言われたというのです。
訪問してきた業者さんは、危ないのでわざわざ声をかけてあげましたという親切心できたので営業ではないといい、よければ知っている職人に頼んであげるからと工事の話をすすめてきます。
皆さんは、自分の家の屋根の一部が、台風で飛んでいってしまいますよと言われたらどう思われますか。
当然心配になりますよね。
そこの心理に付け込んで、やらなくてもいい工事をすすめる屋根や塗装の業者さんが残念ながら増えています。
当社で御縁のあったお客様から、屋根が飛んでいきそうだといわれたので見に来てほしいという連絡をいただき、実際に現場を調べに行ってみると、これまで本当に屋根が飛んでいきそうなお家は一件もありませんでした。
ほとんどが、何も問題のない正常な状態、もしくは今すぐに工事しなくても、数年後でも全然大丈夫なお家ばかりなのです。
では、なぜ訪問してくる業者は、そんなお客様を不安にさせることを言ってくるのかといういと、やはり現場を取らなければいけないという(営業ノルマ)があるので、危なくない屋根も、危ないといってお客様の恐怖心を煽って一件でも多くの受注をとりたいのだと思います。
もちろん、そんな悪い業者さんばかりではなく、ちゃんと屋根の状況を調べて、その上で正当なプランをご提案している会社もたくさんあります。
ただ、このところ本当に怪しい業者が増えているので、私たち住宅を扱う仕事をしているものとしては、そのような不必要な工事を押し売りするようなことは止めてほしいと思います。
一般的な一戸建て住宅であれば、建ててから15年~20年くらい経つと外壁や屋根塗装などをしたほうが、長い目でみるとお家が長持ちします。
しかし、すでに外壁塗装をしたばかりの現場や、必要もない屋根の不具合を指摘して修理を進めてくる訪問業者には十分ご注意ください。
もしそのような業者が訪ねてきたら、その場の勢いで工事を頼んでしまうのではなく、一度冷静になってみて、信頼できる業者に見てもらってから判断されることをお勧めします。
悪質な業者の営業は、知っている業者さんがいるので、そちらに相談しますというと、次からはだいたい来なくなるケースが多いのです。
本当に自分たちの提案に自信があるなら、他の業者がきてもちゃんと説明できるはずですよね。
そんなところからも、なんか怪しい感じがするのです。